エネルギー費用の上昇と気候温暖化の議論により、産業界は、大きなプレッシャー下に置かれています。しかし、救済策があります。最新の圧縮空気技術は、大幅なコスト削減を可能にし、温室効果ガスの排出を最小限に抑えます。 2001年に発行したEU調査報告書によると、欧州の圧縮空気システムは、適切に最適化すれば、平均で33%エネルギー消費を削減できます。1 しかし、この節約を達成するためには、それぞれの圧縮空気システムの弱点を識別し、修正することが重要です。これが一度実行されれば、20~70%の節約が可能です。2. 問題と可能性の識別 省エネの究極のゴールは、よく会社の大きさ、費用の不透明、圧縮空気システムを連動していない機器の集まりと捉えていることにより妨げられます。35%もしくはそれ以上の省エネが、たった1個の機器を交換するだけで簡単に達成できるというメーカーの主張も助けになりません。 システマチックな省エネ それ故、まず省エネ対策の可能性と限界を決めることが望ましいです。経験上、機器をひとつづつ見ていくことは、せいぜいささやかな省エネにしかなりません。圧縮空気システムの消費電力は、長期間にわたってシステムの最適化を行った場合にのみ、大幅に削減できます。
まず初めに、必要な圧力と吐出量を正確に分析する必要があります。さらに、増設や企業の拡大、レイアウトの変更、安全性、稼働率、経営構造、建築物、環境要求、気候、その他の運転条件をできるだけ考慮しなければなりません。 最新のコンピューター技術は、新しいシステムの効率的な計画や、既存のシステムの詳細に及ぶ分析を可能にします。さらに、特別に開発された計画・最適化ソフトウェアは、将来の圧縮空気需要の予測を可能にし、相互に異なったシステム配置を比較します。正確な計画は、計算値を決定するためだけに必要なのではありません。配管の設計、最良の冷却方法の評価、コンプレッサーの配置、圧縮空気の最適な処理方法の評価等も含めなければなりません。 正確な需要の診断は、できるだけ詳細にわたらなければなりません。そこで、ケーザー社の現状分析ADA(Air Demand Analysis)等のような、最新のコンピューター制御プロセスが本領を発揮します。これは比較的簡単に行え、見事な結果をもたらします。データロガーの使用により、配管を止めることなく圧縮空気システムの性能を測定し、エアーの消費値を流量計で計測します。分析は、配管や処理システムの現在の圧力、漏れ、圧力損失に関するデータを含まなければなりません。そこで初めてさらなる最適化の対策が必要か決定されます。そして最後に、圧縮空気の需要構造は、どのコンプレッサーコントローラー又はマスターコントローラーが仕様に適しているのか指し示す必要があります。 システマチックな最適化による省エネとコスト削減は、南ドイツの生産工場で説明することができます。圧縮空気使用の増加にもかかわらず、立方メートルあたりのエネルギーの必要量は、計画の各段階が実施される度に、継続的に減少しました。最適化の結果、圧縮空気費用は38%削減し、年間€ 41,000以上の節約につながりました。 _____________________________________________ 1: Blaustein, Edgar; Radgen, Peter (Ed.):Compressed Air Systems in the European Union.Energy, Emissions, Savings Potential and Policy Actions.Stuttgart 2001
2: Seitz, Anja:Ergebnisanalyse der von Kaeser Kompressoren durchgeführten Air-Audits für die Kampagne Druckluft-effizient.Diplomarbeit Fachhochschule Coburg, Fachbereich Maschinenbau (2004) |