メンブレーンドライヤー


最高の効率と信頼性を達成する革新的なコンパクトドライヤー

ケーザー社のメンブレーンモジュール(KMM)には特殊な流量コンセプトが採用されており、長期間乾燥効率を維持します。高性能の中空ファイバーメンブレーンは、革新的な高密度らせんファイバー構造です。

KMMドライヤーは、狭いスペースに設置されていても、零下の圧力下露点を容易に達成します。エネルギー源を利用できない場合やドライヤーの末端に凍結のリスクがある場合にも、強みを発揮します。

  • 吐出空気流量0.04~3.97 m³/分
  • 圧力下露点+10 °C~−40 °C(入口の空気温度比で最大90 °C温度低下)
  • 省エネ型パージ用空気絞り弁装備のオプション仕様

メリット

  • 優れたメンブレーン設計:
    超微細メンブレーンファイバーのらせん構造により、狭いスペースでも広い表面積を確保します。さらに、外部メンブレーン孔を通じて外部から水分子を効果的に搬送するため、常に水分を移動できる状態です(革新的な流量コンセプト)。
  • 最高の信頼性で運転:
    KMMドライヤーの機能部品はすべて、しっかりした防音カバー内に収納されています。上流のケーザー社ミクロフィルターが、有害な異物、エアロゾール、オイルから高い信頼性でメンブレーンモジュールを保護します。
  • 高い効率:
    パージ用空気ノズルには一定の開口部が備えられるため、空気の損失を最低限に抑えます。ダウンタイム時には、(オプションの)パージ用空気絞り弁によりドライヤーのコスト効果をさらに高めます。
完璧なパートナー:DHSエアーメインチャージングシステム
ケーザー・コンプレッサー社のエアーメインチャージングシステム。

特にコンプレッサーを再始動する際には、低振動のエアーフローが処理システムに必須です。

 

製品の詳細

優れたメンブレーン設計

超微細のメンブレーンファイバー

KMMメンブレーンドライヤー - 超微細のメンブレーンファイバー

従来のメンブレーンファイバードライヤー比で、ケーザー社のメンブレーンモジュールのファイバーは極めて微細で多孔なので、表面積が広くなります。また従来設計比で、非常に優れた乾燥性能を発揮します。この性能は、メンブレーンファイバーの高い機械的安定性によりさらに高まります。

フローコンセプト

KMMメンブレーンドライヤー - 「流量」コンセプト

中空のメンブレーンファイバーは、多孔の支持層と透水性の内部分離層で構成されています。ファイバー外部の湿った圧縮空気と中心部を通過したぼ大気圧のパージ用空気フローとの間の差圧により、水分子がファイバー壁に浸透します。そのため、支持層の孔は常に浸透が可能な状態です。

効率的な乾燥

KMMメンブレーンドライヤー - 効率的な乾燥

ドライヤーモジュールの内部チャンバーのファイバーはらせん構造で、モジュール長が従来よりも短いながら、長さのあるモジュールと同等の乾燥容量があります。一方、体積単位あたりでメンブレーンの有効表面積が広くなっています。ファイバーのらせん構造により、ファイバー周辺に空気を均等に分布させることができ、水分子の移動が促進されます。

バージョンとオプション

パージ用空気絞り弁装備するKMMにより、さらに省エネ性能向上

  • 流量コンセプトとらせん構造のファイバーを採用したKMMメンブレーンモジュール
  • 電磁パイロット弁:230 V、50 Hz、240 V、60 Hz、非通電時は開
  • 構成と組み立てが済んだ状態ですぐに使用可
  • 出口用サイレンサーも装着済み
メンブレーンドライヤーモジュールの機能
メンブレーンドライヤーモジュールの機能
  1. 圧縮空気入口
  2. メンブレーンファイバーモジュール
  3. 外部カバー
  4. パージ用空気ノズル
  5. パージ空気出口
  6. 圧縮空気出口

湿った圧縮空気がモジュール内に流れ込み、メンブレーンファイバーに接触します。ここで乾燥された圧縮空気のうち、最低限の量をパージ用空気として利用し、ファイバー周囲から上に引き上げられて、大気圧まで膨張します。その結果容量が増加し、空気内の水分保持容量も増えます。メンブレーンの選択性と組み合わせると、パージ用空気フローと乾燥する空気フローの水分量(両方が逆方向に流れる)の差異により、水分子のみをファイバー壁から拡散します。乾燥済みの圧縮空気とパージされた空気は別の出口から排出されます。

技術仕様

技術仕様は本パンフレットをご覧ください。