冷凍式ドライヤー:高温の空気を効率的に吐出

高性能のSecotec TGシリーズ冷凍式ドライヤーは、潜熱蓄熱システム、気候に悪影響を与えず将来にわたって利用できるR-513A冷媒が採用され、従来よりもコンパクトになっています。さらに、この高性能の製品には新たに排気システムが装備され、特に圧縮空気処理の面で、コスト効率が新たなレベルにまで高まっています。

KAESER SECOTEC TG冷凍式ドライヤー
Secotec TGシリーズには周波数制御のラジアルファンが装備され、十分なパワーを発揮するため、標準の排気ダクトを冷凍式ドライヤーに直接接続できます。

コンパクトながら高性能の製品は、大規模な生産工程用に設計されており、最大流量98m³/分を供給する能力を備え、最も過酷な条件下でも圧力下露点を一定に維持します。さらに、最高レベルの信頼性を保証しながら、ライフサイクルコストを最低限に抑えます。

空調ユニットと同様、ドライヤーからも排熱が発生するため、排出する必要があります。従来のモデルでは、最適な環境以外に設置されると、熱が集積することがあるため、多くのエネルギーが無駄に消費されてしまいます。しかし、Secotec TGはこうした問題が発生しないように設計されています。空冷式モデルにも周波数制御のラジアルファンが初めて採用されており、冷却エアフローにより、現在の負荷レベルに応じて不要な排熱を除去します。ラジアルファンは十分なパワーを発揮するため、標準の排気ダクトを冷凍式ドライヤーに直接接続できます。そのため、高温の排気が冷却空気として引き込まれることによる熱過負荷を確実に防ぎます。

構成機器がすべて最適に配置されているため、新型のドライヤーモデルは従来の製品に比べてかなりコンパクトになっています。そのため、スペースばかりではなく、運転コストも節約できます。

Secotecドライヤーにはすべて、高効率の潜熱蓄熱システムが装備されています。このシステムには、従来の蓄熱媒体よりも最大98%蓄熱密度が高い媒体が封入されています。46%省スペースで、全重量が約60%軽量と、革新的なSecotecドライヤーは、同等の潜熱蓄熱容量を備えた冷凍式ドライヤーに比べて大幅に小型化されています。

気候への悪影響を排除

EU Fガス規制の施行以来、気候保護はメーカーに大きな課題となっています。Secotec TGは、気候に悪影響を与えない冷媒R-513Aを採用して設計されました。冷凍式ドライヤーに従来使用されていた冷媒と比較して、R-513Aの温室効果ガス排出量は大幅に低くなっています。そのため、予測可能な将来にわたって利用いただけます。この冷媒には毒性も可燃性もないため、オペレーターやサービスプロバイダーに現行の義務要件が追加で課せられることはありません。

2020年4月12日 , 公表自由、転写歓迎

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KAESER SECOTEC TG冷凍式ドライヤー

Secotec TGシリーズには周波数制御のラジアルファンが装備され、十分なパワーを発揮するため、標準の排気ダクトを冷凍式ドライヤーに直接接続できます。

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