革新的な蓄熱技術を利用した新型冷凍式ドライヤー

ケーザー・コンプレッサー社の新型Secotec TF冷凍式ドライヤーは、冷凍式ドライヤーの中では非常にコンパクトで、高品質の圧縮空気を効率的かつ確実に提供することは言うまでもありません。革新的な蓄熱システムとエネルギー消費の低減により、Secotec TFは圧縮空気冷凍式ドライヤーの性能をこれまでにない領域にまで押し上げています。

圧縮空気処理用Secotec TF蓄熱ドライヤー
新型Secotec TFは、優れたエネルギー効率により、大量の圧縮空気を乾燥します。省スペースの冷凍式ドライヤーは、非常に効率的な比例制御を特長としており、コンパクトな蓄熱媒体により、初めて提供可能となりました。

効率的で信頼性の高い圧縮空気処理は、経済的な圧縮空気の生産に重要です。大きな成功を収めたケーザーの第2世代省エネ型Secotec冷凍式ドライヤーは非常に優れています。非常に乾燥度が高く、圧力低下が少ないにもかかわらず、設置スペースは同等の第1世代の約半分に縮小したほか、非常に軽量でエネルギー消費を劇的に低減しました。

非常に効率的なSecotecシリーズの蓄熱ドライヤーは、最大34 m³/分の空気量に使用可能で、その結果、17~34 m³/分の範囲の吐出空気量に対応できます。これは、従来の蓄熱媒体よりも98パーセント熱密度の高い相変化物質(PCM)を使用する革新的な蓄熱システムによって実現されました。熱エネルギーは、固体から液体の状態に変化するPCMサイクルにより蓄熱されます。そのため、同じ蓄熱量の従来モデルと比較して、革新的なSecotec TFシリーズは、かなりコンパクトになっています。他の蓄熱ドライヤーに比べ、設置面積を最大46パーセント縮小し、約60パーセント軽量化されています。従って、Secotec TFドライヤーはユニットの二つの面を壁に隣接して設置することができるため、スペースの確保や据え付けがこれまでになく容易になっています。

冷凍式ドライヤーには、マイクロプロセッサーをベースとしたコントローラーであるシグマ・コントロール・スマートが装備され、蓄熱プロセスを制御します。アラームや点検メッセージメモリーのほか、リモートON/OFFコントロール機能が搭載されています。

また、ドライヤーのコンパクトな設計により、ドライヤー全体にわたって圧力損失を0.15 bar以内に低減することができます。これと比較して、従来のドライヤーでは、圧力損失は0.20 bar以上です。エネルギー要件が低いこともSecotec TFドライヤーの優れた特徴です。細心の注意を払って設計された新たなシステムは、1分間につき1立方メートルの空気を乾燥させるために87ワット未満の電力しか使用せず、冷凍式ドライヤー分野の新たな基準となっています。従来のモデルでは、平均で200~250ワットの電力を消費します。さらに、新設計では、メンテナンス要件が最小限に抑えられ、保守作業を素早く容易に行うことができます。新型Secotec TFでは、側面取り付けの圧縮空気接続など、実用的な様々なオプションをご用意しています。

効率的な新型TFモデルは、空冷式バージョンでご用意しています。

2014年4月30日 , 公表自由、転写歓迎

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