「KAESER専門家インタビュー」セクションでは、製品管理およびサービス部門の圧縮空気スペシャリストと対談します。ともに現在の開発やイノベーションについて探求し、顧客サービスや営業の舞台裏の一端をお届けします。
KAESERは、可搬式コンプレッサー向けに新たなメンテナンスストラテジを打ち立てました。この件についてさらに情報を得るべく、Global Service SupportのKevin Rosenbuschを取材しました。同氏は専任のサービススペシャリストとして、MOBILAIRコンプレッサーの販売後の取扱品目全体およびサービスすべてが顧客ニーズにマッチするよう努めています。
メンテナンス周期を調整した予防サービス措置を示した表。
それはよく聞く質問です。簡潔に答えると、はい、大きな利点があります。なぜなら、設計特性は、純正メンテナンス部品のみを用いて、それぞれの可搬式コンプレッサーの所定要件をベースに判断されているからです。このことは次の特性に当てはまります。
- 所定の庄力および圧縮空気吐出空気量
- 所定の圧縮空気品質
- エネルギー効率および運転効率
- メンテナンスのしやすさ
- メンテナンス周期の頻度
- コンプレッサーの耐用年数
可搬式コンプレッサーは、相互接続された個々の構成部品の組み合わせです。効率、性能、信頼性、圧縮空気品質は、これらの個々の構成部品の全体的な品質に大きく左右されます。さらに、定期メンテナンスの実施によって、コンプレッサーはその製品寿命の終始にわたり優れた性能を発揮することができるようになります。純正の交換部品やメンテナンス部品は、コンプレッサー元来の設計の完全性を保ち、耐用年数の終始にわたり最高の性能を発揮させ、将来の再販価格を最大限高めるための唯一の手段です。