ケーザー・コンプレッサー株式会社 - 社史

Carl Kaeserは、1919年に機械工場を設立しました。現在、ケーザー社はコンプレッサーと圧縮空気システムの世界的なサプライヤーとして多大な成功を収めましたが、会社の原点を忠実に守っています。

コーブルグ・ハーンバッグでのケーザー社エンジニアリングワークショップ
グローバル企業ケーザー社誕生の地:ドイツ・コーブルグのハーン通り

1919年 - Carl Kaeser Sr.がケーザー社設立。

Carl Kaeser Sr.は、1919年6月27日に機械製作所を設立しました。当初、自動車とエンジンのスペアパーツを製造していましたが、ガラス製造業の特殊装置へと事業を拡大しました。設立から数年間で、社員数は150名までに増えました。

1948年 - 初のレシプロコンプレッサー生産。

第二次世界大戦後にドイツが東西に分裂した結果、ケーザー社はテューリンゲン州の巨大市場を切り離し、ドイツ南部と西部で新市場を開拓せざるを得ませんでした。この決定が会社の将来につながる転機となりました。戦後のコンプレッサー需要増を受け、ケーザー社はエンジン製造に関する専門知識を生かして、製品ポートフォリオにコンプレッサーを追加しました。

ケーザー社が開発した初のレシプロコンプレッサーは、1948年に発売されました。発売から数年のうちに、ピストンコンプレッサーポートフォリオは最高60 kWまでに拡張されました。

初のケーザー・コンプレッサー。
初のケーザーK30-30コンプレッサー
初のケーザー・コンプレッサー。
初のケーザー社シグマ・プロフィールスクリューコンプレッサー

1973年 - 初のロータリースクリューコンプレッサー開発。

創設者の息子であるCarl Kaeser Jr.主導のもと、ロータリースクリューコンプレッサー開発という新たな戦略が始動しました。ケーザー社のロータリースクリューコンプレッサーの中核である当社独自開発のロータリースクリュー用エアエンドは、新しい省エネ型ロータープロフィールであるシグマ・プロフィールが特徴です。新たなロータリースクリューコンプレッサーの製造は、1973年に開始されました。その後数年間で、ケーザー・コンプレッサー社は世界有数のロータリースクリューコンプレッサーメーカーとなりました。

1978年 - 世界的な事業拡大を開始。

スイスに初の海外子会社を設立したことを契機に、ケーザー社は国際的なセールスおよびサービス組織の拡張を開始しました。

1982年 - MOBILAIR製品シリーズ発売。

フランスのCompresseurs Bernard社を買収後、ケーザー社は建設業界向けの可搬式ロータリースクリューコンプレッサーシリーズMobilairを開発し、フランス・リヨンで製造を開始しました。

リヨンのMOBILAIR工場。
フランス・リヨンの可搬式コンプレッサー製造工場

1985年 - 創設者孫のThomas Kaeserが当初は父親の補助として管理パートナーに

就任。2009年以降、Thomasが単独で会社の成長をけん引し、特に1970年代後半からスタートした国際化を本格化しました。

1991年 - OMEGAローブ型ロータリーブロワー開発。

Gera社でのオメガローター測定
ゲーラでのOMEGAローブ型ロータリーブロワー較正。

ケーザー社は、ドイツ最古のコンプレッサーメーカーであるGeraer Kompressorenwerke社を買収、ローブ型ロータリーブロワーOMEGAシリーズを開発しました。この製造は、1993年にゲーラで開始されました。

1994年 - SECOTEC冷凍式ドライヤー開発

SECOTECの投入により、ケーザー社は省エネの冷凍式ドライヤー新シリーズ開発を本格化しました。1994年、ドイツで最も先進的な冷凍式ドライヤー製造施設が操業を開始しました。

1998年 - シグマ・コントロールコンプレッサーコントローラー開発。

ケーザー社が、革新的なSIGMA CONTROL MOBILEコントローラーを発売しました。この製品は産業用PC技術を基に社内開発されたもので、ライフサイクルコストを削減しながら、機器の稼働時間を改善します。1998年以降、ケーザー社のロータリースクリューコンプレッサーにはすべて、このコントローラーが統合されています。

2001年 - シグマ・エアー・マネージャー開発。

シグマ・コントロールの商業的成功を受けて、ケーザー社は圧縮空気システム全体の「コンピュータ化」を完了しました。革新的なシグマ・エアー・マネージャーは、最先端の産業用コンピュータと高速ネットワークの利点を合わせ持っており、圧縮空気技術の領域に世界で初めて導入されました。これにより、圧縮空気供給の信頼性、効率、コストの透明性をさらに改善する下準備が整いました。

シグマ・エア・マネージャー圧縮空気管理システムは2001年に発売されました。
革新的な圧縮空気管理システム - シグマ・エアー・マネージャー

2002年 - 2つめの可搬式コンプレッサー工場を開設。

新しい可搬式コンプレッサー生産センター(MOBILAIR工場)がこの春、ドイツ・コーブルグに開設されました。ケーザー社は、2つめの最新鋭可搬式コンプレッサー製造工場の操業を開始しました。

ゲーラ工場が創業125周年を迎えました。1877年にHeinrich Leoが鋳物旋削と金属加工の工作所として開設しましたが、1890年にドイツ初のコンプレッサー製造工場となりました。Leo-Kompressorenのブランド名として、同社は1945年までにドイツ国内で70 %の市場シェアを占める最大手のコンプレッサーメーカーになりました。

ケーザー流通センターの自動部品倉庫.
コーブルグの新しい可搬式コンプレッサー生産センター

2004年 - 製品開発および流通の新センター開設。

この年の初頭、コーブルグに製品開発センターを新たに開設し、開発エンジニアに最高の研究開発環境が整いました。この時、代表取締役のThomas Kaeserは、「当社の目標は、お客様のニーズに最適な革新的製品をこれまでよりも数多く、短期間で開発し、提供していくことです」と、挨拶しました。

ケーザー・コンプレッサー株式会社は革命的な流通プロセスを全社的に導入しました。革新的なシステムの中核となるのは、全自動化されたハイラック倉庫と流通センターです。ケーザー社は、生産面で継続的に成長する条件を整備するとともに、新しい流通施設がエラーなし納品を達成し、納期遵守率を改善して、顧客満足度の向上につながるものと期待しています。

2008年 - シートメタル工場をゾンネフェルトに開設。

ゾンネフェルト工場はこの年の初頭に操業を開始しました。この工場では、約100名の従業員がロータリースクリューコンプレッサー筐体用のシートメタルを製造しています。

2009年 - 前代表取締役社長Carl Kaeser Jr.が7月に95歳で逝去。

先見の明があるオーナー、管理者、開発者として、当社が真のグローバル企業へと成長するのを見届けました。彼のアイデアが当社成長の基礎となりました。

2012年 - Thomas Kaeserがバイエルン州経済への功労を認められ、州勲章を受章。

トーマス・ケーザーがバイエルン州経済への功労を認められ、州勲章を受章。
州勲章授与式でのThomas Kaeser

ケーザー社は世界各地に4,400名を超える社員を擁し、その内約1,900人がドイツを本拠としています。 

2013年 - ケーザー社がヨーロッパ株式上場会社として法人化。

4月:新開発のSECOTEC TF 340省エネドライヤーが、その革新的技術を認められ、「ハノーバー・メッセ」展示会の栄えあるヘルメスアワードの最終候補に選ばれました。この新しいドライヤーには、革新的な蓄熱システムが採用されており、従来のドライヤー比で最高70 %の省エネを達成します。

10月:新たな研究開発センターの礎石がゲーラ生産工場で敷設されました。優れた革新力が大きな役割を果たしています。たゆまぬ革新努力を通じて、ケーザー・コンプレッサー株式会社は圧縮空気乾燥技術をはじめ、様々な領域で最先端の地位を守り、競争力を伸ばし続けています。

11月:ケーザー・コンプレッサー株式会社はヨーロッパ株式上場企業「Societas Europaea」(SE)として再法人化して、国際戦略をさらに推進する体制を整えました。ドイツを本拠とする家族経営企業は、妥協のない「メイド・イン・ドイツ」の品質を世界中に提供しています。執行委員会は、経営工学修士のThomas Kaeserと経営工学修士のTina-Maria Vlantoussi-Kaeserで構成されています。

2014年 – ケーザー社の製品が新たな基準を打ち立てました。

4月:ゲーラで新たな研究開発センターの棟上げ式が行なわれました。

5月:ケーザー社は先進的なSmart Factoryイニシアチブを新たに確立し、コーブルクで2つの新しい生産ホールを起工しました。

6月:革新的なSECOTECドライヤーが、米国でGold Award最優秀製品賞を受賞しました。

9月:欧州全土から来た研修生により、ケーザー社の若手社員層が増強されました。ケーザー社は、国外の研修生に20のポジションを新設しました。

ケーザー社の革新的なロータリースクリューブロワーによりエネルギーコストの大幅な節約が実現し、SIGMA AIR MANAGER 4.0マスターコントローラーは圧縮空気システム管理をまったく新しいレベルに進化させました。

2015年 – コーブルクで拡大

4月:Industrie 4.0が初めて「ハノーバー・メッセ」展示会のフォーカストピックとなり、ケーザー社が革命的概念の重要先駆者として参加しました。

9月:コーブルク、ケッチェンドルフ地区の元ユースホステルが、世界中からやってきたケーザー社実習生の住居に改装されました。この9月には、もうひとつの礎石がコーブルクに新設されました。この研究革新センターでは、数多くの新しい革新技術が生まれることでしょう。

10月:製造が他の場所でも進展。新しい生産ホールの棟上げ式を挙行しました。

2016年 - ケーザートレーニング賞

9月:トレーニングポジションで新たな成長統合を促進し、増大するスキル不足に対処するため、ケーザー社は元難民の若手社員に20の新たなトレーニングポジションを新設しました。

12月:優れたトレーニングの業績が認められて、ケーザー社は「Training Ace」賞を受賞。 

従業員数は全世界で約5500人に増えました。

2017年 – 新たなケーザー社研究革新センター

4月:「ハノーバー・メッセ」展示会で名誉ある訪問:ドイツ連邦共和国首相、アンゲラ・メルケル氏がケーザー・コンプレッサー社ブースに訪れ、デジタル化概念とIndustrie 4.0戦略を称賛しました。ケーザー・シグマ・スマート・エアーもハノーバーで初公開されました。予知保全を提供する初のサービスパッケージです。 

9月:研究革新センターの準備が整い、第1期社員が入社しました。 

ケーザーでは、世界中で5700人以上の従業員が働いています。

2018年 - ケーザー家の第4世代

ケーザー家の第4世代が入社しました。Kristin Katharina Kaeserは健康管理を、Alexander Jan Kaeserはケーザー・コンプレッサー社で会社経営のアシスタント業務を担当しています。

2019年 - 100周年事業

コーブルグのケーザー・コンプレッサー株式会社では、操業100周年を記念した会社公開日に、工場見学、スタッフパーティが催されました。

ケーザー・コンプレッサー社創立100周年事業を執り行ないました。祝賀会では、盛大な従業員パーティー、コーブルクの主要工場の会社公開、顧客やディーラー向けの記念行事などが行われました。 

1919年に、Carl Kaeser Seniorがコーブルグに設立した機械工場は、世界をリードするコンプレッサーメーカー、圧縮空気システムプロバイダーへと成長を遂げました。

2020年 - 生産ホールの近代化と変換

将来に向けて迅速かつ効率的な生産を実現させるため、ロータリースクリューコンプレッサー製造用の第2生産ホールの近代化と変換に着手しました。