船舶用FSDロータリースクリューコンプレッサー新製品:KAESERフラグシップ製品の性能がさらに向上

船上では、スペースが常に重視されます。そのため、KAESERのFSDシリーズロータリースクリューコンプレッサー新製品は、船舶用に最適のソリューションです。幅わずか1 m、総設置面積4.1 m²と、同等の従来型コンプレッサーに比べて大幅にコンパクトになっています。もちろん、KAESERコンプレッサーの代名詞である優れた信頼性、性能、エネルギー効率を確実に発揮します。

KAESER FSD船舶用コンプレッサー
FSDは、船舶用のコンパクトな圧縮空気システムです。幅わずか1 m、総設置面積4.1 m²ながら、パワフルで、信頼性と効率に優れており、ほぼどこにでも設置いただけます。

モーター出力240、310、390 kW、最大圧縮空気吐出空気量44 m³/分、最大圧力14 barのコンプレッサーは多目的に対応し、窒素生成など、幅広い用途に最適の選択肢です。さらに、世界各地の船舶級会すべてより認証を取得済みです。

特に、エネルギーコストが上昇を続けているため、船舶用圧縮空気システムには常に効率が重要な要件です。FSDシリーズコンプレッサーは、細部までこだわった設計と製造により、卓越した効率と性能を達成し、以下の4つの方法でエネルギーを節約します。まず、ロータリースクリュー用エアエンドには、流量に最適化してエネルギーを節約する「Sigma Profile」ローターが採用されています。また、現在の市販品で最高の効率レベルを実現するIE4スーパープレミアム効率駆動を搭載しています。さらに、KAESERの効率に優れた1:1直接駆動コンセプトにより、直接カップリングよりモーターがエアエンドを駆動するため、ギア/ベルト駆動システムに関連する伝送損失を防ぎます。4番目のエネルギー節約機能は、産業用PCベースの「Sigma Control 2」コンプレッサーコントローラーです。5つのプログラム済み制御モードを備え、コンプレッサーの性能を実際の空気需要に応じて精密に調整して、エネルギーをさらに節約します。この先進のコントローラーは、船舶用認証を取得済みで、30言語から選択して操作できます。さらに、コンプレッサーを高いエネルギー効率で運転できるだけではなく、入口温度とコンプレッサー温度を監視して、電気的な液体温度制御(電気的温度調整)と最適に連動して、吸気内の水分レベルが変動しても、液体回路内でのコンデンセート形成を防ぎます。

極めて効率の高い冷却システムを装備し、低温でコンデンセートのない圧縮空気を確実に供給します。冷却システムには淡水のほか、オプションで海水を利用できます。またこのシステムには、軸方向に取り付けられた遠心分離機と省エネルギーのEco-Drain電子式凝縮水排出装置が組み込まれています。

海がどれほど荒れてもコンプレッサーが定位置にしっかりと固定されているよう、システムのベースフレームは、ボルト固定またはデッキ溶接で安定化できるように特別設計されています。インテリジェントに構成機器を配置し、メンテナンス作業はすべてユニットの片側から実施できます。そのため、FSDは壁沿いまたは隔壁を背に設置することができます。

KAESERの新しいフラグシップ製品は、どの側面からも船舶用圧縮空気ニーズに最適のパートナーです。

2020年7月16日 , 公表自由、転写歓迎

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KAESER FSD船舶用コンプレッサー

FSDは、船舶用のコンパクトな圧縮空気システムです。幅わずか1 m、総設置面積4.1 m²ながら、パワフルで、信頼性と効率に優れており、ほぼどこにでも設置いただけます。

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