このように新たに最新の設計を施されたケーザーのブースター最新世代は今、これまで以上にコンパクトに、周波数制御を搭載して、新登場です。
この規模のブースターはこれまで、シグマ周波数制御(SFC)を搭載しない、従来のバージョンのみで、利用可能でした。この新しい駆動機能により、動力側のブースターと上流コンプレッサーの出力とがうまく調整されるようになります。こうして、いくつかのブースターの用途に見られがちな比較的高いスイッチング頻度を低減することができます。これは、さまざまな用途で常に同じ圧力が使用されているわけではなく、ブースターは実際の用途で使用されているよりもかなり大きな圧力を供給しなければならないからです。SFCの強力な機能により、システムの求めにできる限り対応しながら、空気の供給を自由に調節できるようになります。こうして、両者のスイッチング差異が低減されるだけでなく、それに伴う過剰圧力、漏れ、機械への負荷も低減され、省エネルギーへとつながるのです。
プラグアンドラン
この新しいユニットのダイナミックな外観は美しさのみを追求しているわけではありません。省スペースも実現しています(設置面積は5 m2からわずか2.3 m2に縮小されました)。さらに、構成機器を機能的にレイアウトすることで、メンテナンスがさらに容易になっています。このように性能が改良されたにもかかわらず、新製品のブースターは、低振動の基本構造だけでなく一体型のアフタークーラーを備えた筐体のおかげで、驚くほど静かに動作します。利便性を向上するため、これらのブースターは受領後すぐに電気接続が可能で、設置に伴う時間とコストを大きく削減します。
コントローラーによる監視
統合型シグマ・コントロール2コントローラーは独自のブースターソフトウェアを搭載し、システムの稼働を最適化しながら、Ethernetを通じてマスターコントローラーシステムに容易に接続できます。個々の構成機器が互いにうまく調整されるため、ステーション全体が最適化され、効率とパフォーマンスを最大化します。Industry 4.0の環境でも、統合が可能です。
2015年3月26日 , 公表自由、転写歓迎